台湾の不倫と法律 ── 今はどう扱われる?
かつて台湾には、刑法第239条に「姦通罪(通姦罪)」という規定がありました。配偶者がいながら他の異性と性的関係を持った場合に処罰の対象となるもので、相手側も「相姦罪」に問われる規定でした。
しかし、この姦通罪は2020年5月に台湾の憲法法廷(司法院大法官会議)で違憲と判断されて即日失効し、2021年には刑法から正式に条文が削除されました。そのため現在の台湾では、不倫・不貞行為そのものが刑事罰に問われることはありません。
一方で、不倫が刑事罰の対象でなくなった現在も、民事上の損害賠償(慰謝料請求)や離婚事由としては引き続き重要であり、その立証には客観的な証拠が不可欠です。












